2012年

1月

23日

デーセン・プロジェクト


今日は、京都市北区にある、おおみや葵の郷という老人ホームに、

 

辻野さんの義理のお母さんである名古屋美代さんと3月に行う

 

デーセン・プロジェクトに向けたリハーサルを行うため訪れました。

 

デーセン・プロジェクトというのはデイケア・センターをゲームセンター

 

のように楽しい場所にしようと、渡邉あい子さんにThikwa-循環プロジェクトでも

 

ご一緒した立命館大学・映像学部准教授の望月茂徳さんと始めたプロジェクトです。

 

僕はそのプロジェクトのパフォーマンスに関わるところを担当します。

 

そして、今日一緒に行ったのはパフォーマンス当日の出演者である辻野さんと伴戸さんに、

 

そしてインタラクティブな形で関わってもらうスタッフで望月先生の教え子でもある、

 

立命館大学・映像学部大学院生の目次くんの四人です。

 

僕の役割は伴戸さんへの振付に、全体の流れ、構成等、

 

いわゆる演出面での関わりです。

 

リハーサルは美代さんと伴戸さんの関わりを探ることを中心に、

 

2時間じっくりと丁寧に行いました。

 

言葉でのコミュニケーションが難しく、寝たきりの美代さんに対して伴戸さんは

 

言葉やアイコンタクトを一切用いず、自らの身体を、それこそ神棚のお供え物

 

のようにして、先ずは捧げることから関わり始めていました。

 

主体的な関わりを一切放棄し、人間である前に物質として、肉として関わる

 

その姿はとても美しかったです。さすが舞踏出身のダンサーです。

 

いやーこれからのリハーサルが楽しみになってきました。

 

それにしても寝たきりの美代さんの身体はとても強度がありました。

 

正直、僕は今日のリハーサルまで寝たきりというのはもっと不自由で、

 

やるせなく弱いものだと思っていました。

 

ところが、今日の美代さんとリハーサルを行い、

 

寝たきりにには寝たきりにの人にしか行けない世界があるのだなーと、

 

何となくですが感じました。

 

どんな状態になっても、人間(身体)は逞しく美しいのですね。