2012年

2月

14日

安心と戸惑い


この日は、通所介護施設の嬉楽家で立命館大学・映像学准教授の望月先生と大学院生の目次くん、

 

それに伴戸さんに辻野さんで3月に向けたデーセン・プロジェクトのリハーサルを行いました。

 

伴戸さんが辻野さんの義母である、おみよさんと交流を図りながらダンスをし、辻野さんがおみよさんに向けた

 

手紙を読みます。そして、望月先生と目次くんが開発した、手紙を投函すると音楽が流れるというポストを

 

インタラクティブに活用していくことでデイ・ケアの現場に於けるパフォーマンスを模索してみました。

 

それを行ってみた結果、それぞれの絡み方が現場に非日常生を持ち込むこととなり、

 

利用者の皆さんにとっては摩訶不思議な時間だっただろうなと思います。

 

そしてそれは少なからず現場に新しい風と同時に戸惑いを与えたようにも感じました。

 

ただ、僕はそれがとても面白い時空間とケアという回路だけでは生み出せない関係を

 

生んでいたように思いました。

 

ケアの現場に於いては、出来るだけ不測の事態を避け、利用者の方々が居心地良く安心して居れる状態を

 

確保することに主眼を置いている施設が主流だろうと思います。

 

もちろんそれは大切だと思いますが、戸惑う自由という観点、

 

その豊かさに僕はもっと目を向けたいなと思います。

 

安心して居れる状態と非日常的な戸惑いの同居、僕はそこに新たなケアの在り方があるのではと感じています。

 

それがどんな風に実現出来るのか?デーセン・プロジェクトの実験はまだまだ続きます。