2012年

3月

26日

未来に向けたミーティング


この日は、昼間に野村誠さん、藪公美子さんと一緒にランチをしました。

 

食事をしながら、今の社会状況の中、どうやって活動を行っていくべきかを話し合いました。

 

そんな中、野村さんがアートマネージメントの不耕起栽培という言葉で独自の理論を語ってくれました。

 

その事は彼のブログで詳しく紹介されています。

 

http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20120327

 

話を聞きながら、なるほどと頷きましたし、そういえば90年代の初めは、

 

そうやって僕もダンス活動をしていたなと振り返っていました。

 

90年代後半からコンテンポラリーダンスブームらしきものが生まれ、

 

それからはいくらかのお金が投じられる状況になったダンス界ですが、

 

もともとは予算ゼロのという厳しい土壌の中でやってきた歴史があり、

 

だからこそ生まれ育った逞しさ、文脈を省みない野方図さが

 

コンテンポラリーダンス創成期時代の魅力だったように思います。

 

それは一方で無知なる無邪気さを併せ持っていたことも事実で、

 

その事に対する反省は確かに必要な気がしますが、雑草のような逞しさと強かさは

 

こんな時代だからこそもっと取り戻すべきだなと、彼の話を聞きながら僕は強く実感しました。

 

そして、夕方からは美術家のブブ・ド・ラ・マドレーヌさんに

 

remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]の代表であり、

 

今はせんだいメディアテーク 企画・活動支援室長を兼務されている甲斐賢治さんの三人で会いました。

 

実はこの三人はジャイカという会(その名前の由来はそれぞれの名前からもじって)を作っていて、

 

2007年から2008年の僕がベルリン滞在に行くまでの期間、ほぼ毎月会って話をする機会を作っては、

 

勉強会もどきの会合をしていました。そして今回は二年ぶりの、久々の会合です。

 

先ずは、甲斐さんが先日受賞したした芸術選奨文部科学大臣新人賞を祝って乾杯をしました。

 

http://www.smt.city.sendai.jp/info/office/2012/0314/

 

それからそれぞれの、この二年間の出来事や近況についての話をしました。

 

特に甲斐さんからは震災以降の仙台、東北についてのことや、

 

今現在の取り組みに付いて色々と聞かせてもらいました。

 

また、ブブさんは今、大分の別府と深い関係を築いていて、その土地との事や海と彼女の関係についての

 

話を聞かせてもらいました。そんな彼女は今年の秋に山田創平(京都精華大学/都市社会学)さんとのユニットに

 

よるインスタレーション「水図」を別府で発表する予定だそうで、これはとても楽しみです。

 

北と南で、こうやって頑張り、且つ戦っている姿に触れると、本当に大きな力と勇気をもらえます。

 

いやーそれにしても昼間は野村夫妻、そして夕方からはブブさん、甲斐さんと会ったこの日は

 

未来に向けた希望を感じることができた、とても充実した濃い一日でした。