2012年

6月

09日

なれてっく、その2日目&3日目


6月8日は、午前中に美田園仮設住宅第一集会所へ赴き、

 

閖上太鼓保存会の練習を見学に行きました。

 

その日は、会長の赤間さん他3名が来られていて、

 

先ずは、それぞれの避難所時の話を雑談を交えながら、

 

それとなく聞かせて頂きました。

 

30分程お話を伺ってから、4人は発声練習をした後、

 

僕たちに閖上大漁謡い込みを聞かせてくれました。

 

その唄を聞き、僕はとても感動していました。

 

何に感動したのか?

 

彼らの声が美しかったのはもちろんですが、

 

ずっと歌い継がれている、その唄の歴史や、

 

今回の事を含め、そこに込められている思いの重さに

 

僕は引き込まれていたのかもしれません。

 

それにしても日本の民謡って素晴らしいですね。

 

そこでの取材を終え、午後に入り、

 

名取市文化市民会館で3名の方にインタヴューを

 

行いました。

 

その日は主に60代以降の男性で、自治会長さん始め

 

避難所の中心的な役割を担った方にお話を伺いました。

 

閖上地区の方なので本当に大変な方ばかりなのですが、

 

それぞれに津波から逃れる時のことや、避難所での工夫、

 

また行政との関わり等、貴重な話が聞けました。

 

 

翌6月9日は30代の女性お二人にお話を伺えました。

 

女性は共に母親で、家族を守るために湧いてでてきた力や

 

住む環境、具体的には自分達の部屋をどうやって

 

作っていったか等をお話ししてくれました。

 

特に、ダンボールで部屋の壁を作っていく所の

 

お話はとても興味深く、

 

これは、お話だけでは上手く伝え切れないかもと思い、

 

来月に壁作りワークショップをしてもらうことにしました。

 

どんなワークショップになるのか、とても楽しみです。

 

彼女達への取材が終わり、この日は再度、

 

閖上地区住民でもあった会館の渡邊さんにもお話を伺い、

 

気づいたら時間は夕方近くになっていました。

 

この二日間、6名の方へのインタヴューに、

 

閖上大漁謡い込みの練習見学及び取材と、

 

それぞれにとても貴重な時間を過ごせました。

 

取材したほとんどの方の家は流されていて、

 

また、中には、肉親を亡くされた方もおられ、

 

そんな方々の言葉はどれも重く、伺っていて正直、

 

つらくなる瞬間が何度もありました。

 

しかし、彼等がそんな状況に陥ったからこそ、

 

感じる取る事ができた様々な思いや感覚を聞き、

 

震災の当事者でない私にも改めて生きることの意味を

 

問い直す機会を頂けたように思えました。

 

そして二日終えて、改めて今回伺った様々な話を

 

未来の為の貴重な智恵として、多くの方に

 

語り継いでいけたらという思いが更に強くなりました。

 

次回の取材は7月末を予定しています。