ASIAS 二回目


赤塚新町小学校での二回目のワークショプ。

 

二回目のこの日は、普段の授業になかなか入ってこないAさんと即興セッションを試みてみました。

 

Aさんは下見に伺ったときから他の生徒や先生からは距離を取り、(つまりあまり授業には参加せず、)

 

見学に来ている僕等の前で不思議な一人劇をやってくれる、(そして恐らくそれを僕等に見せてくれてもいる、)

 

とてもユニークな生徒さんです。

 

この日も、WS前に僕等が待機していた部屋を訪ねて来ては、Aさんの中で展開されている独自な世界を

 

一人黙々とやって見せてくれていました。

 

そんなAさんの世界を他の生徒や先生にも知ってもらいたくて、この日のワークの二時間目に

 

僕はAさんと即興セッションをスタートさせました。

 

そのセッションをスタートさせる前、僕は皆に今から始まるものは移動しながら

 

見ないと行けないかもしれないし、良ければ皆も一緒に参加して下さいと言ってみました。

 

言われた生徒も先生も何のことだろう?と目を白黒させて聞いていたように思います。

 

しかし、そのセッションが始まると生徒たちはAさんと関わり始める人もいれば、

 

自分達で遊び始めたり、そういった枠組みのない状況でも自由になっていきます。

 

それはつまり生徒が、ダンスの身体=枠組みのない状況に身を置く身体に、変身し、馴染んでいきます。

 

それに対して、先生や指導員の方たちは、なかなかダンスの身体になりにくかったようです。

 

まあ、普段の学校生活に於ける、教えるー教わるという強固なシステムで、

 

教える側にいる人達がいきなりその枠組みを壊し、

 

関係をフラットにしながら関わるというのは難しいのかもしれません。

 

でも、教える側の人達が時に、そんな自分の役割を捨てて、

 

自由に関わり合うことが出来れば、学校生活はもっとダンスな瞬間で溢れるのになと思います。

 

そして、学校の場にそういう瞬間やダンスする人が増えていけば、

 

きっと社会はある権力者が一方的に支配する世界ではなく、

 

共にダンスし合う豊かな世界に変わっていくのではないでしょうか。

 

たかだか支援学級の授業と、人は思うかもしれませんが、

 

こういった場からのダンスの試みが社会を徐々に変化させていける、

 

そんな可能性があると僕は強く信じています。