虚像からの旅立ち


こび日は新長田のart Theater dB Kobeに手塚夏子さんのダンスを観に伺い、

 

公演後のアフターカフェに聞き手として参加しました。

 

http://natsukote-info.blogspot.jp/

 

ダンスは、まさに3.11以降の世界に対する彼女なりの切実な応答で、

 

アイデンティティーに囚われている私たち現代人が、

 

individual(個人の、個々の)な思考や概念から解き放たれ、

 

dividual(未分化、ばらばらの)を獲得していく為の模索、その過程が描かれているダンスでした。

 

そこにはもちろん近代以降のいわゆるダンスの在り方や、

 

資本主義という社会システムに対する問題提起も当然として観客に向けられ、

 

それに対する彼女なりの実験やフィールドワークを通した丁寧な日々の実践や思索が

 

ダンスに結実していました。

 

見終わった後の感想としては、良かったとか良くなかったとか、はたまた感動したとか

 

そういウ言葉ではなく、確かに、今そういうことでしかダンスを立ち上げられないよねと、

 

彼女の行為=ダンスに僕はとても共感したし、腑に落ちました。

 

現在は住居を熊本に移した彼女と、これからも連絡を取り合い、

 

ダンスについてのみならず、これからの生き方について共に考えていけたらと思います。