ダンス糸電話@札幌二日目


 シンポジウム二日目のこの日は、昼過ぎにグループホームみのり中の島に行き入居者向けのワークショップを行いました。

 

自己紹介を簡単に行い、入居者一人一人とゆっくりじっくりと握手する所から始め、

 

手のひらの合わせてゆっくりと動くワークを行います。

 

そうやって身体と場を緩めるワークを一通り行って、そこからこの日は楽器演奏役でアシスタントに入ってくれている

 

櫻井ヒロさんの音に合わせて入居者の方々と一緒に即興ダンスをしました。

 

いきなりの展開に入居者の方々だけでなく職員の方々も(恐らく)体験されたことのないダンスを見て

 

最初は大いに戸惑われていたように思います。

 

けれど時間が経つにつれ入居者の方々の身体は僕の動きに合わせたりコンタクトしながらして踊り始めました。

 

こういった即興をするといつも感じるのですが、ある意識!?感覚!?のラインを超えると

 

その瞬間に人は思わず身体が感応し合って動き始めるように感じます。

 

そうなると、言葉では決して交わし合えないような感覚を身体で交感し始めるのです。


そしてその交感から、理解ではなく不可解を了解し合う関係が発生し、ダンスが生まれてきます。

 

恐らく、そういった領域を人は意識的にも、また、無意識的に求めていて、それが人をダンスへと誘うのかもしれません。

 

そういえば、こういった感覚を僕は障害者の方や老人の方々とのワークからより教えてもらったような気がします。

 

もしかすると彼等の身体は、余計な自意識や社会から貼付けられているラベルが徐々に薄まっていて、

 

よりダイレクトに人と感応し合える身体になっているのかもしれません。

 

僕はそんな剥き出しの状態になって動き合えることが一番良い稽古になると感じていて、

 

それが彼等と関わり続けたいと思える原動力になっているように思います。

 

それはさておき、そんな僕のワークを見学していた櫻井さんの奥様で劇団千年王國代表である演出家の橋口さんからは、

 

僕の踊りからは仏教的エロスを感じますと言われました。はて、これはどういう意味なんでしょうかね?

 

また、夜のシンポジウムは形式張った話しは止めにして皆で車座になって座り、

 

札幌に於いてのダンスの可能性をフランクに話し合いました。

 

その話し合いは、終始リラックスした雰囲気の中、とても良いディスカッションになったと思います。

 

 昨年に引き続きの参加でしたが、参加した多くの方が前向きになれる、とても良い会になりました。